- 会員権とは
posted on 2016.9.9
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長年使ってきたゴルフ会員権を状況や環境、体調の変化で手放すことはメンバーであれば誰にでもいずれ訪れる事です。
その際には「自分の手元にいくら残るのか」は非常に大切な要素となるのではないでしょうか。
当社へご売却頂く際には、原則として事前に御見積書をお出し致しますが、その中に項目ごとで金額が記載されてあり、
「本当に必要な費用なのか」、「何のお金なのか」、「誰に支払うのか」、そして「最終的にいくら手元に残るのか」等、
わからないことが多いかと思います。
今回の記事では、その内訳などを説明しております。
記事の後半で、架空のゴルフ場ではありますが、売却御見積の例も記載しておりますので、ぜひ参考にされてみて下さい。
売却費用の内訳
ではまず最初に売却費用の内訳についてです。ゴルフ場の会員権を売却する際には、会員権価格から仲介業者に支払う手数料と
年会費の精算分が差し引かれます。差し引きした残額が売主様のお手取り金額となります。
会員権代金(証券代金)
お手持ちの会員権そのものの価格です。会員権相場として相場表に記載されているのがこの会員権代金となります。
会員権の額面金額や株数、会員種別(正会員や平日会員等)によって金額が変わります。
仲介手数料
会員権仲介業者へ支払う手数料です。
(弊社では通常、会員権価格の3%または最低手数料50,000円(税別)を頂いております。)
年会費
年会費の月割り調整が出来るゴルフ場については、会員権仲介業者が売り手様と買い手様とで月割り調整します。
調整可能なゴルフ場では、当年度お支払い済みの年会費から未到月分をお返し致します。反対に、未納分がある場合は
会員権価格より差し引きして精算させて頂きます。
月割り調整が出来ないゴルフ場については、未到月分があってもゴルフ場より返金されることはありません。
また、未納分がある場合には予めゴルフ場へ全額のお支払いが必要となります。
売却お手取り金額(例)
以下に売却される場合の例を記載していますのでご参考にしてください。
例1では年会費の滞納もなく、仲介手数料を差引させて頂くだけで、お手取り金額もしっかりと残ることがわかるかと思います。
しかし、例2のケースでは年会費の滞納が累積していたために、会員権代金で相殺しきれず、51,000円のお手出しを頂く事になってしまいます。
わかりやすくするために少し極端な金額になっていますが、こういうコースや事例もあるのだと思って頂ければ幸いです。
おわりに
なんとなく売却に必要な金額と、実際のお手取り金額の全体像が見えたでしょうか?
相場表をご覧になってお問い合わせ頂いたのに、お手取り金額が思っていた以上に少なくてキャンセル‥などということも数多くあります。
上記の例2のように、年会費の未納分が貯まっていたために会員権価格で相殺しきれず、お手出しが発生するケースも稀にですがお見かけします。
年会費は未納がないことが名義書換の条件となっておりますので、現状お支払いでない方は「どうせいつかは払わなければならないお金」ですので、
累積してしまう前にお支払いされることをお勧め致します。
当社としても、なるべくお客様のご希望に添える金額をご提示できるよう努力して参りますので、お気軽に御相談下さい。
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お取引したお客様から「山中さんに頼んで良かったよ」と言ってもらえるよう常にお客様のニーズに答えられる営業マンでありたいと思っています。
ゴルフの腕前は、一生固定のハンディではないかというくらい中々成長しません。
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