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posted on 2016.10.14

誰にでも分かる!-良いキャディーさんの見分け方-
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塚本 雅彦

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塚本 雅彦

最近ではセルフプレーでラウンドをする機会が増えてきました。
ですが、コンペや競技等ではまだまだキャディー付のラウンドをする機会が多いのではないかと思います。

キャディー付であれば、良いキャディーさんとその日一日気分良くラウンドしたいと考える方も多いでしょう。
ですが、夜の繁華街のお店ではないので(当たり前ですが‥)こちらからお気に入りのキャディーさんを指名できるわけもなく、
その日その時の運任せ、まさに一期一会なのが現状です。

 ―「若くてかわいい子」
 ―「それでいて気の利いたキャディーさん」

など、希望に合った方と一緒にラウンドすることができれば言うことはないのですが、なかなか理想と現実は厳しいもので、
キャディーさんによっては「一日台無しになってしまった。」等の経験をされた方も少なくないのではないでしょうか。
(もちろん全てがキャディーさんのせい‥という訳ではないと思いますが‥‥)


今回は、そんなキャディーさんのお仕事の解説と、良いキャディーさんの見極め方のお話です。

 

 

まずは基本から!キャディーさんのお仕事って?


キャディーさんの主なお仕事と言えば、クラブを運ぶ事と思われている方も多いと思います。
ですが本来、キャディーさんのお仕事はゴルフ規則に以下のように定められています。


 「キャディー」とは規則にしたがってプレーヤーを助ける人をいい、「助ける」には
  プレー中にプレーヤーのクラブを運んだりクラブを扱ったりすることを含む。

 

その目的から考えると、キャディーさんの主な業務と言えば、
ラウンドをスムーズに進め、ゴルフ場全体の流れを円滑にする」ことだと言えるのではないでしょうか。

 

そのスムーズに進めるための細かい業務として、

  •  ・クラブを渡す
  •  ・ボールを拭く
  •  ・グリーン上でのピンの抜き差し

等があります。私たちがいつもお世話になっている事ですね。

その他に、キャディーさんの重要な業務として

  •  ・各ホールの説明
  •  ・距離測定

等もあり、ラウンドをスムーズに進行していく上で重要な要素となっています。

 

もちろん、プレーヤー自身が次打クラブを持参するなどの協力をする事で、よりスムーズな進行が可能となってくると思います。

 

 

 

良いキャディーさんの見分け方


それではいよいよ本題となります。
ご存知の通り、ゴルフ場はたくさんあり、そこには多くのキャディーさんが働いています。

 

見分け方のコツ①:残り距離を聞いてみる!

 

残り距離を聞いた場合の回答で良いキャディーさんか、またそうでないかが大体わかります。
キャディーさんに残り距離を聞いて良くある返答として私の体験談も含めてご説明します。


 「ここから残りピンまで何ヤードですか~?」の問いに対して・・・
   ※目印はエッジまでの表示で設置してあります。

 

 例1)A.「あれが100yの目印で、その後ろが150yの目印で~す
 はぁ?!何?!これって自分で距離を測れと言われているのと同じなので、もう二度と聞きません。
  
 例2)A.「120~130y位ですかね~
 

「10yも違ったら1番手変わるんだけどなぁ~」
「それじゃあグリーンにも乗らないかもしれないな~」
などと思いつつ・・・こちらももう二度と聞きません。

  
 例3)A.「135Y位で~す
 まぁ、そんなもんだろうなと思いつつ、ニヤッと笑いを返してさっさと打つ!!

 

 

上の3つは良く耳にするキャディーさんの回答です。
みなさんも同じようなことを言われた経験があるのではないでしょうか?


そんな中で、私が体験した例でもっとも良いキャディーさんの回答がこれっ!!
さらっと歩測した上で・・・

 A.「エッジまで125y、エッジからピンまで10yなので残り135yです!

これだけでも素晴らしいのに、デキるキャディーさんだと更に‥‥

 「登りのアゲンストなので15y程足してください!

 

ここまで言われた日にはもう‥「かっ完璧です!!!!今日は全て貴方の言われた通りにします!
なんて言いたくもなりますよね(笑)

 

このアドバイスで実際にグリーンを捉えられるかどうかは別としても、グリーンを捉える確率はこのアドバイスによってグッと上がります。

ですので、良いキャディーさんの良し悪しでその日のスコアに多少なりとも影響があるということです。
(言われた通りの距離を打てない‥等の技術的な問題がありますが‥)


 

見分け方のコツ②:プレイヤー毎の飛距離を把握


数ホール消化したうえでの話になりますが、デキるキャディーさんはプレイヤーごとの飛距離を覚えています。

Aさんは、◯yの場合△番アイアンを使っている」等。

そうすると次打クラブを持ってくる際に、候補になりそうな2~3本持ってきてくれるのです。
飛距離を把握していると、より的確なアドバイスを頂けます。

ここまでくると、キャディーさんとしては非常に優秀と言えるでしょう。

 

 

 

最後に

もちろんこの他にも色々と良いキャディーさんの条件はあるかと思います。
しかし、キャディーさんにどんなアドバイスをもらっても「最後に決定して打つのはやっぱり自分自身だ」という事を忘れないでください。
どんな結果になろうとも自己責任だということを肝に銘じておきましょう。
間違ってもご自身のミス(自分で決めたミス)をキャディーさんのせいにすることのないように気を付けていただければと思います。

キャディーさんは、夏の暑い日や冬の寒い日にも、一生懸命足走り回って私たちの手助けをしてくれます。
そういった事に感謝をしながら、お互い気持ちよく一日を過ごせるよう努力したいですね。

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この記事を書いた人

塚本 雅彦

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塚本 雅彦

ゴルフ練習場勤務21年、ゴルフ会員権業務3年目と、就職して以来ずっとゴルフ業界に携わってまいりました。ゴルフ練習場勤務時代は『お客様に「ありがとう」と言ってもらえるゴルフ練習場』を目指しておりましたが、今度は「ありがとう」と言って頂ける営業マンを目指して日々精進します!
ゴルフの方も、回数はめっきり減ってしまいましたが、毎回ベストスコア更新を目標に頑張っています。
(いつも打ちのめされていますが…)

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